盗聴器を発見する方法は、盗聴器が発信している周波数を専用機器で傍受するのが一般的です。
盗聴器発見調査について調べていらっしゃる方には、盗聴器の周波数についての説明をたびたび目にしたことがあると思います。
この周波数を傍受することが出来れば、盗聴器が仕掛けられているかどうかを、比較的簡単に判別することが可能です。
盗聴に使われる盗聴器には、それぞれ独自に周波数が設定されています。
この周波数はテレビやラジオ、携帯電話などが発信したり、受信したりする電気信号のことで、それぞれの機器に使われている周波数は違います。
盗聴器では、この周波数の中でもAch、Bch、Cchという帯域の物がよく使われています。
そして、これらの盗聴器が発信する周波数は、特定の発見器で傍受することができるのですが、傍受することができる周波数はそれぞれの発見器で異なります。
例えば、盗聴6波と呼ばれる、もっとも盗聴器で使われている周波数を傍受することができる発見器があれば、盗聴6波以外の周波数も傍受することができる発見器もあります。
盗聴器発見器を購入する場合には、どの帯域の周波数を傍受することができるのかを確認して購入する盗聴器発見器を選ぶ必要があります。
また、注意していただきたいのは、盗聴器発見器を使っても傍受が難しい盗聴器があるということです。
傍受が難しい盗聴器には、盗聴電波を発信する時以外は電源がOFFになっているもの、コロコロと周波数を自動で変換して盗聴電波を発信する盗聴器は発見が難しくなります。
また、コンクリートマイクやレザー盗聴などは、盗聴器発見器を使っても盗聴を見つけることができないケースがあります。
これらの注意点をよく理解していただき、盗聴器発見調査では、どの盗聴器発見器を購入したらいいのか、どういった調査が必要かを考えてみる必要があります。